フランスからサリュー

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ルイ14世が嫉妬したお城

こんにちは!トラックバックテーマ担当本田です。今日のテーマは「歴史を学ぶのは好きですか?」です。今日、7月14日は○フランス革命記念日○ペリー上陸記念日だそうです。そこで思い出したのが歴史の授業!本田は学生時代、数ある教科の中でも歴史が大の大の苦手でした^-^;よくある漫画の中の悪ガキの様に、教科書の中の偉人の顔は落書きで・..
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↑今回書こうと思っていたこととちょうどぴったりのテーマでびっくり*_*

先日、château de Vaux-le-Vicomte(ヴォー・ル・ヴィコント城)へ行ってきました。
お出掛けの行き先を決めるのは毎度私のお役目でいろいろと迷ったのですが~
とにかく美しいと評判のお城なので、パリから1時間と近いこともあってここに。

実は私、ヴェルサイユはあまり好きじゃありません…
なので、このお城もどうかなあ~とちょっと半信半疑でしたが…どっこい!
すごく素敵なお城で、その歴史がまた大変興味深かくて、大いに満喫させてもらいました

またもやワタクシの好きな^^;ウンチクに、もしよろしかったらお付き合いくださいませ~

vaux-le vicomte1
お城の入り口です。時代は17世紀初め・・・

vaux-le-vicomte3.jpg
Nicolas Fouquet(二コラ・フーケ)、このお城の初代の主人です。(なかなかいい男
彼はもともといい家柄の出身で地位と財力に恵まれていましたし、
その実力と自信から次々と昇進し、ルイ14世下の財務大臣まで昇りつめました。
まさにフーケ家の家訓、『昇れぬところなどあろうか』の通りに。

そして自分の地位と財力に似合う場所として、このお城の建築を手がけます。

vaux-le-vicomte4.jpg
フーケの書斎。
vaux-le-vicomte7.jpg
フーケの寝室。
la chambre
お客様用の寝室。

このお城を見学しながら感じたのは、フーケ氏のセンスの良さ。
ヴェルサイユのような豪華絢爛さではなくて、
控えめで上品なお部屋の内装にとても好感を持ちました。

フーケは芸術方面にも造けいが深く、
あらゆる分野の知人や友人との交流がありました。
中でもこのお城の建設に関わった三人は、
のちにルイ14世の命により同じメンバーでヴェルサイユ宮殿の建設を任されます。

vaux-le-vicomte10.jpg
建築家のLouis Le Vau(ルイ・ル・ヴォー)
le notre1
造園家のAndré Le Nôtre(アンドレ・ル・ノートル)
le brun1
画家で装飾家のCharles Le Brun(シャルル・ル・ブラン)

le jarden
こちらが、フランス式庭園第一号の眺めで~す。
ヴェルサイユはもちろん、チュイルリー公園、ソー公園、シャンティイ城、
フォンテンヌブロー城、サン・クルーなどパリ周辺の有名な庭はほぼ、
ル・ノートルさんの作品だったのですね~@@
le jarden1
王冠の噴水がカワイイ~^^
お庭もヴェルサイユより規模は小さいですが、こちらの方が好きだなあ。
↑上の写真の一番奥とあと両脇にも人工の滝があったり、舞台があったりします。
ぜひ噴水の時に見たいなー☆

三人の才能はさることながら、それを見抜いたフーケさんはやっぱいすごいと思うんです。
彼が見出さなかったら、ヴェルサイユもなかった~ということなんですからね~~~
あと造った人が同じでも、2つのお城、その城主の人柄が見事に出てますよね。

le grand salon
庭へと続く大広間。

財力も地位も交友関係も絶好調で、こんな素敵なお城の主になったフーケ。
運命の1661年8月17日、
盛大なパーティーをこのお城で催し、沢山の招待客と一緒に
ルイ14世とその母親も招待しました。
お城の素晴らしさはもちろん、庭園では噴水ショー、
フランスの劇作家モリエールの劇も披露され、最後には花火も上がり
それはそれは豪華なパーティーで招待客の感動ぶりもすごかったそうです
しかし、ルイ14世と母親は自分達よりも立派な城を持ち、
人々の喝采を浴びるフーケに大変嫉妬し、
この3週間後彼は逮捕されることになります・・・

plafond1.jpg
大広間の天井。↑これも悪くないけど・・・
↓本当はこんな風になる予定が(見えにくいですがルグランのデッサン)未完成…
完成していたら、さらに素晴らしかったことでしょうね。
plafond2.jpg

フーケに嫉妬していたのはルイ14世だけでなく、当時財務担当をしていた
コルベールもでした。そこで彼は王と一緒にフーケ失脚のために力を尽くします。

vaux-le-vicomte5.jpgvaux-le-vicomte6.jpg
フーケの友人であった詩人の↑Jean de la Fontaine(ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ)をはじめ、
フーケに同情する人も多く、3年の裁判後の判決は国外追放でしたが、
それを快く思わなかったルイ14世は王の特権を使い、終身刑に替えてしまいます
そしてフーケに仕えていた人々を自分のお抱えにして、
ヴェルサイユ宮殿の着工を始めたのでした。

写真右はフォンテーヌの童話、大きな木が横に生えた小さな木に向かっていつも、
「自分は大きくて強いんだ!」と自慢しますが、ある日、台風が来て大きな木は
なぎ倒されるというお話。これってルイ14世へのメッセージみたいでしょ?
彼は当時人の顔色を見ながら話をするヴェルサイユの人々の中で本音を通していた
ちょっと変わり者?(私は好きですけど^^)だったそうです。

couloir.jpg
廊下の椅子でちょっと一休み^^

salle a manger
ここが食堂の元祖!それまでお城では各自お部屋で食べていたそうです。
cusine vicomte
広くてかわいらしいキッチン。
moules vicomte
お菓子の型もいっ~ぱい。美味しいお菓子が作られていたのでしょうね~♪

plafond3.jpg
浴室の天井。

ほかにも図書室、遊びの部屋、一度も使われなかったルイ14世のための部屋、
地下には牢屋まで・・・お城見学だけで結局4時間もかかってしまいました~
というのも、日本語のオーディオガイド(2ユーロ)をじっくり聞いたもんですから~
時間はかかりましたが、何倍も楽しめました

vaux-le-vicomte2.jpg
子ども用に4ユーロで貸衣装もあります

野外オペラやキャンドルナイトなんて素敵なイベントもありますので~
またぜひ行きたいな^^


今日も読んでくださって~Merci!
最後に励ましのクリックよろしくお願いします^^

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-13 Comments

すずらん says...""
こんにちは!
いや~~勉強になりました。
面白いですね。歴史って。
ありがとうございます。
そして日本語のガイドがあるなんて素晴らしいですね。
私もぜひぜひいつか訪れたいです!
それにしてもルイ14世って嫌な奴ですね(笑)
フーケさん可哀想!!(いい男なのでグッと同情しちゃいますわ。笑)
私もベルサイユはちと苦手。お庭は大好きですが、城内は一度見たら、もういいかなという感じです。
ところで、ル・ブランはマリーアントワネットのお抱え女流画家のお父さんなのでしょうか?違うかな。。。
彼女が大好きなものですから(笑)
ちなみに先週、ルーブルにて何度目かの彼女の自画像とツーショットを撮ってきました(^^;
2009.07.15 18:51 | URL | #.UEitKAQ [edit]
eri says...""
すごい!tanekoさん詳しいですね!!
こんな風に歴史を知っていたら、お城巡りも何倍も楽しめるんだろうな~と思います。
それにしてもこのお城、行ってみたかったお城の1つなんです!
冬のある週末に行こうとしてあまりの寒さにあきらめました^^;
でもとってもステキなお城ですね!
やっぱし行ってみたいなぁと再度思いましたよ☆
こんど計画してみようっと♪
2009.07.15 19:43 | URL | #- [edit]
says..."承認待ちコメント"
このコメントは管理者の承認待ちです
2009.07.16 09:31 | | # [edit]
パリス says..."お城良いなあ"
私もベルサイユが好きでない日本人ですがここは大好きです。といっても一度しか行った事ないけど、しかもあれから20年。。。でも誰かが誘ってくれたら行きたい場所ですね。ところでtanekoさんはやっぱりパパの車で行ったの?車でないと行けなさそうな気がするけどどうかな?今度話を聞かせてね。
2009.07.16 11:50 | URL | #A73FZ09w [edit]
minimi23 says...""
ほーーお勉強になりました。
tanekoさんレクチャーありがとう。
しかし嫉妬により逮捕ってなんなの~一体。恐ろしい時代でしたねぇ。フーケ氏、ほんとイイ男!なので深く同情してしまいました、ワタクシ。
ヴェルサイユ宮殿はほんとキンピカピカですよねぇ。それに比べてこちらは落ち着いてる。王冠の噴水かわいい~、ツボツボ。

↓長女さんお誕生日おめでとーー。素晴らしい12歳をお過ごし下さい。いいなぁ12歳、私も戻りたいなぁ、笑。私もtanekoさんのシュークリームが食べたくなりました。明日材料調達、たぶん作るでしょう。
2009.07.16 15:54 | URL | #- [edit]
カッパ says...""
お客様用の寝室に泊まりたいです!(笑)
素敵なお城ですね~☆
これならルイ14世も嫉妬しますわ!
2009.07.16 21:14 | URL | #- [edit]
taneko says..."Re:すずらんさんへ"
v-491すずらんさんへ
こんにちは~^^お返事が遅くなってごめんなさい!
こちらこそ、面白いと言っていただいて、大変嬉しいです^^
私はとにかくこういった歴史が好きで、詳しく知りたいもんで~
今回はこのオーディオガイドのおかげでよく理解できて、大満足でした。
しかも2ユーロは安い!すずらんさんもぜひ利用してくださいね。

フーケさん、いい男ですよね~(笑)。
オーディオガイドの説明もルイ14世から嫉妬されながらも
フーケは忠誠心をもって接していたとかで、
ルイ14世とその手下のコルベールはすっかり悪役^^;
実際にはフーケも国と自分のお金を混同していたようで、
まったく潔癖ではなかったのでしょうけれど、
でもコルベールをはじめこの頃の役人はみんなやっていたことのようで、
終身刑はあんまりですよね。

マリー・アントワネットのお抱え女流画家のことは知りませんでした!
調べてみたら、ルブランの娘ではないようですね…
すずらんさん、お好きなんですね!
私も今度ルーブルへ行く時はぜひ観たいです^^
2009.07.17 11:01 | URL | #- [edit]
taneko says..."Re:eriさんへ"
v-491eriさんへ
お返事が遅くなってしまい、ごめんなさい!
このお城は私的にはとってもおススメですよ~☆
詳しいのは、ひとえにオーディオガイド様のおかげでして~^^;
(でもちょっとネタをばらし過ぎましたかね?v-356
私も冬のノエルの頃に行こうかといつも思いながら~
寒そうで毎度断念です!(爆)
今ならキャンドルナイトというのをやっていて、次回はこれを狙ってます☆
2009.07.17 20:39 | URL | #- [edit]
taneko says..."Re:パリスちゃんへ"
v-491パリスちゃんへ
えっ、20年前に?今よりもきれいだったかもね!
この日もあちこち修理してましたが、やっぱりずいぶん傷んでる箇所もありました。
うちはパパさんの車だったので、やっぱり楽チンでした^^
公共機関だとムランまではRERですぐ行けるけど、そこからのシャトルバスが本数が少なくて
結局タクシーになったりで不便みたいだね・・・
2009.07.17 20:54 | URL | #- [edit]
taneko says..."Re: minimiさんへ"
v-491minimiさんへ
こちらこそ、オーディオガイドから調達したにわかウンチクを読んで下さって、
ホントにありがとうございます^^;
フーケさんってあれだけの男前の上に、家柄はいいし、お金はあるし、仕事はできるし、
教養や美的感覚はあるし、社交家だし・・・スーパースターみたいですよね☆
まあ、ルイ14世がおもしろくなかったのはわかるような気もしますけど、
終身刑はあんまりですよね・・・e-263

長女のお誕生日、ありがとうございます^^
12歳、私もあの頃が楽しかったなあ^^;
シュークリームもぜひ作って下さいね~☆
2009.07.17 21:33 | URL | #- [edit]
taneko says..."Re:カッパさんへ"
v-491カッパさんへ
花柄の可愛いお部屋ですね~^^
カッパさま用にドレッサーも置いてございます☆(笑)
2009.07.17 21:47 | URL | #- [edit]
Sara says...""
こんにちは!はじめまして!
スウェーデン在住5年目です。ダンナが歴史専攻だったこともあり、美術館やお城めぐりそろそろしたいねーと言っています。息子が3歳になったので・・・
日本語のガイドがあるのは、いいですね。写真たくさんあって、すっかりいく気マンマンになりました。ありがとうございます!
2009.07.19 12:57 | URL | #- [edit]
taneko says..."Re:saraさんへ"
v-491saraさんへ
初めまして^^
コメントをありがとうございます!
私の方こそ、ブログを読んで行きたいと言って下さってすごく嬉しくなりました^^
歴史専攻の旦那様が一緒だったら、いろいろと説明してもらえそうでいいですね~。
フランスには沢山のお城があって、今までいくつか巡りましたが、
やっぱりその歴史がどこも面白くて、うちも家族でのお城巡りは楽しみの一つです。
日本語ガイドが置いてあるところもずいぶん増えてますし~
ぜひ訪れてみてくださいね☆
2009.07.20 05:51 | URL | #- [edit]

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